御堀堂の外郎

山口外郎はそのゆったりとした食感とやさしい味わいで、老若男女を問わず、山口の人々ばかりでなく全国のたくさんの皆様に愛されてまいりました。
弊社の製造している山口外郎のお味は三種類。蒸したてをトラ紙にくるんだままの生外郎と、お日持ちのする真空パックとがございます。

白外郎

室町時代、福田屋で初めて作られたといわれている山口伝統の外郎です。
特別な製造工程で作られる特製の餡(シタ)にわらび粉と小麦粉を練りこみ蒸しあげます。
やさしい甘みとさっぱりとした雅味(がみ)で現在でも一番人気の外郎です。
穏やかな古都山口を想わせる美しい藤色とおっとりとした何ともいえない食感は、今も昔も変わらぬ美味しさです。

黒外郎

御堀堂創業時に2代目田中忠治によって創られた山口外郎です。
シタに沖縄産の黒糖を練りこみ、白外郎のさっぱりとした味わいとは対照的に、しっかりとした甘みと豊かなコクが特徴です。
穏やかな食感と滋味あふれる味わいは山口外郎の伝統を守りつつ、力強く発展させていくというひとつの象徴ともいえる外郎です。

抹茶外郎

当代田中米吉によって昭和30年代に開発された山口外郎です。
本場京都の御詰めのお抹茶を練りこみ、やさしい白外郎の味わいにさわやかな香りを加えた至極の逸品です。
深みのある緑色とほんのりとした抹茶の苦味が口に広がり、山口外郎の懐の深さを感じさせてくれます。
若い方に特に人気があります。

雛外郎

雛外郎はお節句のひし餅にちなみ、三色(白外郎に淡く紅色をつけたもの・白外郎・抹茶外郎)を菱形にして重ねます。

雛外郎

端午外郎は端午の節句にちなみ、男の子の健やかな成人を祈願して、「かぶと」を白外郎と黒外郎でつくります。

▲ ページ上へ